「オリジナルグッズを作ってみたいけれど、実際みんなは何を作っているの?」——グッズ制作を考え始めた方から、いちばん多くいただく質問です。カタログの掲載順やSNSの流行だけでは、本当に選ばれているアイテムは意外と見えてきません。そこでこの記事では、大阪の印刷工房ZEAMI Goodsに実際に寄せられた注文データ(累計および直近60日間)を集計し、缶マグネット・ポストカード・キーホルダーなど雑貨系オリジナルグッズのリアルな人気ランキングTOP5を公開します。あわせて、いま急上昇中の「音楽系レトロ概念グッズ」のトレンド分析、売れるグッズに共通する3つの条件、用途別の失敗しない選び方まで、この一本でグッズ選びに迷わなくなる情報をまとめました。推し活グッズ・同人物販・展示会ノベルティ、どの目的の方にも等身大の参考になるはずです。
このランキングについて
本ランキングは、ZEAMI Goodsの雑貨系グッズカテゴリ(その他グッズ)の実注文を、キャンセル分やサンプル注文を除いて販売数量順に集計したものです。つまり広告費のかけ方や運営の主観ではなく、実際にお客様が「自分のデザインで作った」数がそのまま順位になっています。印刷会社が自社の実売ランキングをここまで開示するのは珍しいかもしれませんが、日々ご注文と向き合う工房だからこそ見える"生の人気"を、これから作る方の判断材料にしていただければと思います。あわせて直近60日間の伸び方も分析し、「揺るがない定番」と「いま来ているもの」の両方が分かる構成にしました。
人気オリジナルグッズランキングTOP5(実売データ)
第1位 缶マグネット——注文件数・数量ともに圧倒的な定番王者
堂々の第1位は缶マグネット。注文件数・販売数量ともに2位以下を大きく引き離す、当店の看板アイテムです。人気の理由は、缶バッジのかわいさと「飾れて、使える」実用性の両立にあります。裏面がマグネット仕様なので、冷蔵庫・ロッカー・スチール棚・ホワイトボードなど、身近な鉄面にペタッと貼ってすぐ楽しめます。針を使う缶バッジと違って服や布に穴を開けないため贈り先を選ばず、物販でも「実用品だから買いやすい」と手に取ってもらいやすいのが強みです。1個あたり102円〜という手頃さに加え、円形25mmから88mmまで、正方形・菱形・長方形・角丸長方形とサイズ・形のバリエーションが豊富で、デザインに合わせて選べるのもリピーターが多い理由です。データの作り方は缶バッジと共通なので、缶バッジの作り方完全ガイドがそのまま参考になります。
第2位 定型ポストカード——展示・イベント告知の間違いない一枚
第2位は定型ポストカード。100×148mm以内の郵便規格サイズで、切手を貼ってそのまま送れる王道アイテムです。イラストレーターさんの展示案内やお礼状、同人イベントの無配(無料配布物)、ショップのDM、そして販売用の作品カードまで用途がとにかく広く、注文件数では缶マグネットに次ぐ多さでした。1枚50円〜という始めやすさも魅力で、「まず1種類、名刺代わりに作ってみる」最初のグッズとして最適です。サイズ・紙種・データ作成の詳細はポストカード印刷を1枚から作る方法【保存版】にまとめています。
第3位 缶キーホルダー——"持ち歩ける作品"の定番
第3位は缶キーホルダー。缶バッジをベースにボールチェーンやナスカンを取り付けた仕様で、バッグやリュック、鍵に付ければ、お気に入りのデザインが日常の中でゆらゆら揺れる"動きのあるアクセント"になります。針で穴を開けたくない方や、痛バッグ以外のさりげない推し活をしたい方に選ばれており、こちらも1個102円〜。缶マグネットとデザインデータを共用できるので、同じ絵柄で「貼る派」「提げる派」の両方に応える2種展開も人気です。
第4位 レコードキーホルダー——直近60日で急上昇中のダークホース
第4位のレコードキーホルダーは、今回のランキングでいちばん注目してほしいアイテムです。レコード盤をそのまま小さくした直径5cmのミニチュアキーホルダーで、累計では4位ながら、販売数の9割以上が直近60日間に集中。直近60日だけで見れば数量2位・売上額ではトップ争いという、まさに急上昇の真っ只中にあります。音楽ユニットの物販、バンドのノベルティ、"音楽が好きな推し"の概念グッズなど、「音楽のカタチを持ち歩く」という体験が刺さっているようです。しかもこのアイテム、見た目がレトロなだけではありません。NFC対応でスマホをかざすと音楽が聴けるという現代的な仕掛けを仕込めるのが最大の特徴で、「レコードなのに再生できる」という驚きが物販の会話のきっかけにもなります。
第5位 CDキーホルダー——"開けられる"ギミックが物販で強い
第5位はCDキーホルダー。実物のCDケースを約35%サイズに縮小したリアルなミニチュアで、ケースは開閉でき、中のディスクの取り外しも可能という"触って楽しいギミック"が最大の魅力です。ジャケット・盤面・ケースの各面をデザインできるので、ミニアルバムを作るような感覚で制作でき、SNS映えと所有満足度は全アイテムでも屈指。こちらもNFC対応で、スマホをかざして音源やMVへ繋ぐ体験型グッズにもなります。レコードキーホルダーと同じく注文は直近60日に集中しており、勢いではトップクラス。1個360円〜と単価はやや上がりますが、その分"記念に買う一品"として物販の客単価を引き上げてくれます。
累計と直近60日で、順位はこう変わる
累計の順位が「定番の強さ」を表すのに対し、直近60日間の順位は「いまの勢い」を映します。両方を並べると、市場の動きがはっきり見えてきます。
| 順位 | 累計(販売数量) | 直近60日(販売数量) |
|---|---|---|
| 1 | 缶マグネット | 缶マグネット |
| 2 | 定型ポストカード | レコードキーホルダー ↑急上昇 |
| 3 | 缶キーホルダー | 缶キーホルダー |
| 4 | レコードキーホルダー | 定型ポストカード |
| 5 | CDキーホルダー | CDキーホルダー |
缶マグネットの首位は不動ですが、直近ではレコードキーホルダーが定型ポストカードを抜いて2位に浮上。さらに売上金額ベースで見ると、直近60日はCDキーホルダーとレコードキーホルダーがワンツーを争い、缶マグネットを上回っています。数の主役は定番、金額の主役は音楽系ミニチュア——これが2026年夏のリアルな構図です。
トレンド分析——「音楽系レトロ概念グッズ」の波が来ている
今回のデータでいちばんはっきり見えたトレンドが、レコード・CDといった音楽メディアをモチーフにしたミニチュアグッズの急伸です。累計では缶マグネットやポストカードの牙城は揺るがない一方、直近60日間の売上額ではレコードキーホルダーとCDキーホルダーの2つが最上位争いに食い込みました。単価がやや高くても、「世にないもの」「触って楽しいもの」「体験ごと持ち歩けるもの」には、しっかり支持が集まることの証明です。当店ではさらにカセットテープ・カセットプレイヤーという新作も加わり、レコード→CD→カセットと"平成レトロ音楽グッズ"のラインナップが揃ってきました。NFCを活かしたファン体験の設計はNFC連動キーホルダーの活用法で詳しく解説しています。
ランキングから見えた、売れるグッズ3つの共通点
- ①「飾る」で終わらず「使える」——1位の缶マグネットも2位のポストカードも、日常の中に置き場所がある実用品です。もらった後・買った後の生活に自然に入り込むグッズは、配布でも物販でも強い。
- ②触って楽しい"ギミック"がある——開閉できるCDケース、スマホをかざすと音が鳴るNFC。手に取った人が思わず誰かに見せたくなる仕掛けは、それ自体が宣伝になります。
- ③手に取りやすい価格から始まる——上位3つはいずれも1個100円前後〜。まず気軽に買える・配れる価格帯に入口があり、その先に単価の高い"記念の一品"が控えている構成が、売り場として理想的です。
用途別・失敗しない選び方
- 推し活・概念グッズなら——まずは缶マグネットか缶キーホルダー。推し色(メンカラ)やモチーフでデザインすれば、さりげなく身につけられます。音楽が絡む推しなら、レコード・CDキーホルダーで"音楽のカタチ"ごと持ち歩くのが今いちばん新しい選択です。
- 同人・音楽イベントの物販なら——手に取りやすい缶マグネット+記念価格帯のCD/レコードキーホルダーの2段構えがおすすめ。価格帯を2層にすると客単価が自然と上がります。値付けの考え方は同人グッズの原価と価格設定【完全シミュレーション付】を、品揃え全体の設計はイベント物販で売れるオリジナルグッズ10選をどうぞ。
- 展示・個展の告知やお礼なら——定型ポストカード一択。作品をそのまま印刷して案内状にすれば、それ自体が小さな作品になります。在廊時の販売用にも同じデータが使えて一石二鳥です。
- お店・法人のノベルティなら——実用性で長く残る缶マグネットが堅実です。冷蔵庫やデスクに貼られ続けるので、配布後もお客様との接触時間が長いのが強みです。
ランキング圏外でも、根強く選ばれているアイテム
TOP5には届かなかったものの、確かな需要があるのが"飾る系"のアイテムです。合格祈願や推しの成功祈願をカタチにする推し活用絵馬、記念日や思い出の一枚を重厚に残すメモリアル アクリルブロックやアクリルフォトパネルは、数こそ多くないものの、贈り物や自分へのご褒美として着実に選ばれ続けています。「たくさん配る」より「一つを大切に飾る」目的なら、こうしたアイテムも候補に入れてみてください。
ZEAMI Goodsが選ばれる理由
- 小ロットから作れる——個人の推し活グッズ1個から、物販の在庫リスクを抑えた試作まで、必要な数だけ。
- 型代0円・データ入稿だけ——初期費用を気にせず、デザイン1つから気軽に始められます。
- 大阪の自社工房で製造・検品——実売ランキングを公開できるのは、日々の注文と品質に向き合っている工房だからこそ。仕上がりに不安がある場合は、注文前からご相談いただけます。
- 迷ったら現物で確認できる——サイズ感や質感が気になる方向けに、各種サンプルセットもご用意しています。
よくある質問
Q. 個人でも注文できますか?
A. もちろん可能です。実際、今回のランキングの注文の多くは、推し活やイベント物販を楽しむ個人のお客様によるものです。法人でのノベルティ・大量発注のご相談は法人注文・請求書払いのご案内をご覧ください。
Q. 何個から作れますか?
A. アイテムにより小ロットから対応しています。各商品ページの価格表で数量ごとの単価をご確認いただけます。数量が多いほど1個あたりの単価は下がります。
Q. 違う種類のグッズを同時に注文できますか?
A. できます。物販セットを一度に揃えたい場合の同梱発送や納期の考え方は複数グッズの同梱発送・納期ガイドで詳しく解説しています。
Q. デザインデータの作り方に自信がありません。
A. 各商品ページにテンプレートと入稿ガイドをご用意しています。不安な点は注文前でもお気軽にお問い合わせください。一緒に考えます。
Q. ランキング上位のものを選べば間違いありませんか?
A. 定番人気という意味では確実ですが、大切なのは用途との相性です。この記事の「用途別・失敗しない選び方」を参考に、配る相手・売る場面を想像して選ぶのがおすすめです。
まとめ——数字は「作ってよかった」の集まり
今回のランキングを整理すると、①迷ったら実用性の缶マグネット、②最初の一歩なら1枚から作れる定型ポストカード、③いま波に乗るならNFC対応のレコード・CDキーホルダー、という3つの答えが見えてきました。順位の数字はどれも、誰かが自分のデザインを形にして「作ってよかった」と感じた注文の積み重ねです。工房としては、この裏側で一つひとつを検品しながら、次はどんなデザインに出会えるのかを毎日楽しみにしています。ランキングは今後も注文の動きに合わせて定期的に公開していく予定なので、グッズ選びの定点観測としてぜひブックマークしてください。
次にこのランキングに載るのは、あなたのグッズかもしれません。
揺るがぬ定番の缶マグネットから、急上昇中のレコードキーホルダー・CDキーホルダーまで、すべてその他グッズカテゴリから作れます。あなたのデザインを、"選ばれるグッズ"のカタチにしてみませんか。

